うっかり日焼けをなかったことにする3つのケア。
UVケアをしていても、思わぬところで日に焼けてしまうもの。
「短時間だから大丈夫」と油断して、海やレジャーで予想以上の日差しを浴びてしまい、あわててシートパックをしながら大後悔……なんてこと、ありますよね。
新しいしみを作らないために、日焼け後にしておきたい美白に役立つアフターケアをまとめました。
※美白:メラニンの生成を抑え、しみ・ソバカスを防ぐ
しみ対策は日焼け後24時間がカギ
「うっかり」日焼けしてしまっても、すぐにしみができるわけではありません。
紫外線を浴びると、肌の内部にあるメラノサイトでメラニン色素が作られるのですが、そのメラニン色素がターンオーバー(肌の新陳代謝)で定期的に外に排出されていれば、理論上はしみにはなりません。しかし、何らかの理由でターンオーバー周期が長引き、メラニン色素が肌に残ったままだとしみになってしまうのです。
つまり、浴びてしまった紫外線はゼロにはできないけれど、紫外線を浴びてダメージを受けた肌をできるだけ早く回復させることが大切です。
「日焼け=やけど」前提のケアを
急に強烈な日差しを浴びて、肌が熱を持っていたり、ヒリヒリと痛んだり、皮がめくれたり、水ぶくれができたりするような自覚症状がなくても、紫外線を浴びた肌は軽いやけど状態にあります。
「やけどしたら?」と考えると、日焼け後にやるべきことがイメージできませんか?
やっておきたい3つのケア
日焼け後24時間で、やっておきたいアフターケアをご紹介します。
清潔にしてクールダウン
「日焼け=やけど」と考えたら、肌を冷やすのが第一です。
まずは汗や汚れ、肌に残ったメイクや日焼け止めクリームをクレンジングや洗顔、ボディソープなどで洗い流し、肌を清潔に保ちます。日焼けでダメージを受けた肌を強くこするのは厳禁。ジェルや泡で優しく洗い流し、タオルで肌を包み込むようにして水分を拭き取りましょう。
強烈な日焼けで肌が熱をもっているときは、火照りがなくなるまで冷やし続けましょう。
ローションやパックで保湿
冷やして清潔にしたあとはとにかく保湿!
保湿効果の高いローションやクリームをたっぷり使って、保湿ケアを念入りに。いつもの化粧水で肌に刺激を感じるようなら、敏感肌用の化粧水を使うのもおすすめです。
また、シートパックを使ってマスクするのも効果的です。ただし、水分を含ませただけのコットンやシートでパックするのはかえって肌から水分を奪って逆効果なので、きちんと保湿成分入りのシートパックを使ってマスクしましょう。
日焼けダメージを見逃しがちなのが唇。リップクリームをたっぷり塗り、ワセリン+ラップでパックするなどの保湿ケアが効果的です。
良質な食生活と睡眠
クールダウン&保湿と並行して、身体の内側から美白をサポートするのも忘れずに。
肌に負担をかけずにできる美白ケアなので、日焼け直後から取り組めます!
果物や野菜中心の食事
体内の細胞を酸化させ、しみや肌老化の原因になると言われる活性酸素。抗酸化効果が期待できるビタミンA、ビタミンC、ビタミンEなどを含む果物や野菜、発酵食品などを意識的に食べるのがオススメです。また、水分をしっかり摂ることも忘れずに。
日焼けした夜は早寝
早寝早起きをすることが身体の回復や、成長ホルモンの分泌促進につながります。日焼けが気になるときには、特に、肌のターンオーバーを助けるために、早寝早起きや規則正しい生活を心がけるようにしましょう。
美白化粧品を使うタイミングは?
日焼けしたその日から、美白化粧品を使用することをおすすめします。美白成分には、日焼けによる過剰なメラニン生成を抑制する特徴があります。また、美白化粧品は一瞬で肌を白くする魔法のようなものではなく、使い続けることで効果が期待できるものです。肌を育てていくような意識で早めに、また長期的に取り組んでいくことが大事です。
そして何より大事なのは、うっかり日焼けをしないこと。海やレジャーはもちろん、日常的なシーンでも、日焼け止めをこまめに塗り直して紫外線ケアを心がけましょう。