朝の5分を変える 寝癖直し&予防法。
ただでさえ忙しい朝なのに、髪に頑固な寝癖が付いて困ることはありませんか?
寝癖が付くのは髪質のせい? 寝方が悪い? それとも運次第……?
寝癖が付くメカニズムをふまえて、寝癖の予防法と、付いてしまった寝癖を1分でも早く直すコツをご紹介します。
寝癖のメカニズムとは?
そもそも、寝癖はなぜ付くのでしょうか?
髪の主成分ケラチンタンパクはアミノ酸重合体のポリペプチドでできています。このポリペプチドは4種類の分子結合でつながっているのですが、そのうち「水素結合」は髪が水に濡れると簡単に切れてしまいます。水素結合が切れている間は髪の形を変えやすくなります。そして髪が乾くとまた水素結合が起こり、濡れている間に付いた形が髪に定着するのです。この水素結合を利用してスタイリングするのが、ドライヤーを使ったブローです。
しかし、髪に残っていた水分や寝汗で寝ている間に髪の形が変わり、寝起きに思わぬ形が付いてしまうケースがあります。これが寝癖で最も多いパターンです。
入浴後やシャワー後に、しっかり髪の毛を乾かしてから寝ていますか?
濡れた髪のまま寝ていたり、根元までしっかり乾かせていなかったりすると、寝癖が付きやすいです。また、半乾きの髪や頭皮には雑菌が繁殖しやすいので、ドライヤーでしっかり根元まで乾かしてから寝るようにしましょう。
プロが教える正しいドライヤーのかけ方について、詳しくはこちらの記事をどうぞ。
寝癖直しの時短テク
たとえ寝癖がついても、シャワーを浴びて髪の毛全体を水で濡らしてからドライヤーでしっかり乾かす余裕があればいいのですが、ただでさえ忙しい朝にはゆっくり寝癖直しをするのは難しいですよね。
短時間で効果的に寝癖を直すコツを、Q&A形式でご紹介します。
「とにかく時間をかけずに直したい!」
寝癖はハネて見える部分だけではなく、根元から付いていることが多いです。毛先だけを水などで濡らして形を変えても、根元の癖が取れないとうまく直せなかったり、乾いてもまた癖が出てしまったりします。そのため、水や寝癖直しのスタイリング剤を根元にも付けて、いったん髪の水素結合を切ってから、形を整えてしっかりドライヤーで乾かしましょう。
手間がかかるように思うかもしれませんが、寝癖直しは「急がば回れ」です。
「寝癖を直しながら他の準備はできない?」
髪の根元を濡らすといっても、水滴がポタポタ落ちるほどに水を付けすぎると乾かすまでに時間がかかってしまいます。髪の内部まで水分を浸透させるのが目的なので、水の量よりも湿らせておく時間が重要です。蒸しタオルを頭に巻いておけば、朝食をとったり他の準備をしたりできます。この場合もしっかりドライヤーで乾かしましょう!
「寝癖直しウォーターを使わないと効果がない?」
髪の毛の水素結合をいったん切るという原理上で言えば、必ずしも寝癖直しウォーターを使う必要はありません。
ただ、寝癖直しウォーターには水分浸透促進成分が含まれており、水よりも早く髪の内部に水分が浸透するというメリットがあります。また、水には何も美髪効果は期待できませんが、トリートメント成分が配合されたものを使うと、髪にハリ・コシを与えたり指通りがなめらかになるなどのメリットがあります。ただし髪質によって、適する寝癖直しウォーターは異なります。どれを使っていいのかわからないときは美容師さんに相談してみましょう。
「ドライヤーで乾かすときのコツは?」
ドライヤーで温まった髪は、冷めていくときに空気中の水分を取り込んでしまうため、乾かしたあとに思い通りの形をキープできないこともあります。温風でブローをしてスタイリングしたあとには、冷風に切り替えてそのままの形で冷ましておくと、思い通りのスタイルを保つことができます。
「水で濡らすと髪がキシキシする」方には
寝癖直しに水を使うと髪がきしむ方は、髪が傷んでいる可能性が高いです。そんな方には、アウトバストリートメントを使うのがおすすめです。わざわざスペシャルケアの時間をとらずとも、毎朝のスタイリングでヘアケアができちゃいます。
クオレでは髪に優しいアウトバストリートメント商品を販売しています。
特にミストタイプの「AXI アクアスパークリングシールド」は、髪の主成分であるタンパク質を補給し、ダメージを補修しながら指どおりのよい髪にする効果があります。手のひらに出さずに使えるミストスプレータイプで手が汚れないことから、美容師の方々からも使い勝手が良いと高くご評価いただいています。
寝癖や生え癖、うねりなどで悩んでいる方はぜひ一度試してみてはいかがでしょう?