アラサー&アラフォーのための赤リップ事始め。
街で見かけない日は無いくらい、市民権を得た印象がある赤リップ。
難易度が高く感じられるかもしれませんが、実は「マットな深紅」以外にも色や質感のラインナップが豊富。華やかな印象を与えてくれて、しかも小顔に見せてくれちゃう赤リップは、トレンドから定番になりつつある今が大人メイクへの取り入れどきです!
赤リップ事故の多くは「身のほど知らず」が原因
興味はあっても、「ハーフ顔じゃなきゃ無理」「ケバくなりそう」と敬遠しがちな赤リップ。街で「え?!」と二度見してしまう赤リップメイクに出会うこともありますよね?
それはきっと、自分の顔に向き合わずに「赤リップありき」のメイクをしているから。
例えばここ数年来の赤リップの主流はマットな質感。でも、くすみがちなアラサー&アラフォーの肌にそのままのせると一気に老け顔に。また、顔の特徴や肌のベースカラーも把握せずに好きな色を選んだ結果、唇だけが浮き出るという悲劇も。
万人受けしにくい赤リップは、気軽には取り入れにくいトレンドアイテム。でも陥りがちなミスを避けられれば、むしろ、大人にとって大きな味方になるメイクなんです!
あえて今、大人が赤リップに挑む5つのメリット
最近、肌の透明感やハリといった「肌力」が弱まってきているように感じませんか?
美白ケアや保湿ケアでは補えないものがあると感じる。20代の頃と同じようなナチュラルなメイクでは手抜きやズボラに見えているのではないかと不安になる。もしそんな停滞感を抱いていたら、赤リップメイクで良い効果が期待できるかもしれません。
1. 肌をワントーン明るく見せることができる
顔にメリハリが生まれ、くすみがちな肌をクリアに。
2. 顔をシャープ&若々しく見せる効果も
使い方次第では小顔に見せる効果も。上向きの口角ラインで若々しい印象に。
3. 血色や潤いをプラスして若々しい唇に
濃い色味が唇の縦じわやくすみを上手にカバー。
4. 年齢相応の「しっかり感」「セクシーさ」を演出
しっかりメイクで、大人女性としての説得力がアップ。
5. メンタルがポジティブに
赤が持つエネルギッシュな心理効果で、いつもより積極的&前向きに。
こんなにメリットがあるのに試さないのは損だと思いませんか?
初心者はコンサバ×カラーレスメイクを遵守
では、アラサー&アラフォーが特に意識した方がよいポイントを挙げていきましょう。
透明感を意識したベースづくり
大切なのはナチュラルなみずみずしさ。くすみに悩んでいる方、黄みが強めのイエローベースの方は、ブルー系やパープル系のコントロールカラーベースで透明感を演出するのもオススメ。ベースやコンシーラーで部分的にカバーしながら、全体には伸びのよいBBクリームなどを活用して薄付きのメイクを心掛けましょう。
ファンデの後はまず赤リップ
他のパーツメイクとのバランスをとるためにも、赤リップは先に塗っておくのがベター。ガッチリ筆で輪郭を描くのではなく、指先で唇をポンポンと軽くたたいてなじませると、抜け感のある仕上がりになります。
リップコンシーラーと口角上げラインは必須
口元は年齢が出やすい場所です。くすみ対策には、まずベースやコンシーラーで唇本来の色を消してしまいましょう。唇の縦シワもコンシーラーでカバー。さらに口角のすぐ下部分の肌にコンシーラーやファンデで明るさを加えて、唇にリフトアップ効果を。口角が上がって見えると年齢未満に見えるんです。
他パーツはナチュラル×カラーレス
基本はカラーレスですが、一切色を使わないと自然な血色も感じられず、アラサー&アラフォーの肌では不健康or手抜きメイクにみえてしまう恐れがあるので注意。アイカラーはベージュやブラウン系でまとめ、チークは自然なカラーをブラシひと刷毛程度。内側からにじみ出て来る知性や色気とあいまって、若い世代にはできない豊かな赤リップメイクに。
トライアル&エラーで運命の1本を探せ!
それでもやっぱり勇気が出ないという方へ。化粧道具を一度見直してみませんか?
似合わなくて手を付けていない赤リップ、冠婚葬祭用に用意した口紅、海外旅行のお土産…アラサー&アラフォーの化粧ポーチの中には訳アリの1つや2つは混じっているもの(笑)。
おそらくそのままではトレンドにはほど遠いはず。でも、それを指で唇に乗せてみたら? グロスを重ねてツヤ感を加えてみたら? 実際に付けてみると「青みがかった色は似合わないな」「みずみずしさが足りない」「口紅は落ちやすいのが気になる」など、具体的な改善点が見えてくるはずです。
赤リップはここ数年来のトレンドだけあって、各社からさまざまな色味や質感が発売されています。デパコスだけでなくプチプラコスメでも、美容成分配合のものや落ちにくいティントタイプなど、さまざまな赤リップがラインアップされています。そして世間的にも赤リップを受け入れやすい雰囲気ができ上がっています。ズルい言い方をすれば、若い世代が切り開き、耕してくれたトレンドに満を持して参戦できるのが、まさに今。
大人に似合う赤リップを見つけて、ぜひもっとメイクを楽しんでください!