当時の「美」の常識
メイクアップの広がりと
「小麦色の肌」ブーム
東京オリンピックやビートルズ来日に湧いた60年代。
ファッションモデルのアイラインやつけまつ毛で目元を強調したメイクアップが支持されるなど、日本女性の美容意識の幅が広がった時代です。スキンケアでは「小麦色の肌」の流行とともに紫外線の害も知られるように。秋には肌を回復させて白い肌に戻りたいというのが女性たちの願いでした。
クオレがめざした「美」とは
いち早く美白※を追求
女性の美容意識が高まっていった時代に、クオレは前身である株式会社美研を創業。三省製薬が開発した画期的美白成分「プラセンA」を配合したスキンケア商品「BSリプロン」を美容室ルートで販売します。「小麦色の肌」の次に必ず来るだろう「美白※への需要」を先見し、美容のプロフェッショナルである美容師に美白※の重要性をアピールして商品を広める活動をしていました。
※メラニンの生成を抑え、シミ・ソバカスを防ぐ
クオレの主なできごと
1965
株式会社美研 創業
クオレの前身である美容室専売の化粧品販売会社が大阪市で創業。
1967
業界初!
美容室ルートの「店販」スタート
医薬品販売などで行われていた専売方法を美容業界に初めて導入。美容室に来店したお客様に商品を提案する「店販」スタイルが誕生。
1969
美白※のBSシリーズ誕生
当時革命的だった美白成分プラセンタエキスを配合した「BSリプロン」を皮切りにクオレBSシリーズを販売。
BSとは「Beauty Salon」の頭文字。
※メラニンの生成を抑え、シミ・ソバカスを防ぐ
当時の「美」の常識
日焼けの健康美が崩れ出し
ナチュラル傾向に
日焼けブームを引きずりながらも、70年代後半には高度経済成長による公害や大気汚染問題、石油ショックやベトナム戦争などの影響で、社会に自然回帰的な流れが生まれます。ヒッピーイズムを表明する若い世代はもとより、女性全体に「素肌から美しく」「素肌を守る」という意識が強まり、スキンケア志向・薄化粧傾向へ移行していきます。
クオレがめざした「美」とは
「美肌創造」を追求した
機能性商品が話題に
創業以来、「美肌創造」をテーマに基礎化粧品を開発。
看板商品BSシリーズがスペシャルクリームを発売して話題を呼び、1970年代には美容業界で「下地(基礎化粧品)のクオレ」の呼び名が定着。乳液やクリームと混ぜてマッサージができるクレンジングオイルや、肌老化の原因となる活性酸素の発生を抑えるダブル洗顔など、画期的な商品を販売します。
また、全国の美容室との連携が拡大し、美容師の方にスキンケア知識やメイクアップ技術などの付加価値を与える教育システムが好評を博し、全国の美容室を発信元にクオレの美容理論や商品が広く知られるようになりました。
クオレの主なできごと
1970
千里山研修所オープン
提携美容室のスタッフ向けの宿泊施設を設け、充実した教育プログラムを提供。
1973
若手美容師の教育・研修
「若人の集い」
美容室スタッフの教育・研修と福利厚生の両方を提供する経営支援策として、豪華客船を貸し切った盛大なクルーズを実現。
1975
クオレ初のヘアケアアイテム発売
美髪創造を目指したFOシリーズが誕生。以降も、スキンケア商品で培った理論を応用し、高機能シャンプー、 洗い流さないトリートメント、リピート率の高い育毛剤などの注目商品を開発。
当時の「美」の常識
太眉メイクと
多様なヘアスタイル
南極大陸のオゾン層が減少しているニュースを受けて紫外線の害が広く知られ、素肌を守る傾向が一般的に。日本人らしい肌の色や顔の造作を生かしたメイクアップが流行り、ナチュラルな太眉が特徴的でした。ヘアスタイルではアイドルブームで聖子ちゃんカット、テレビドラマの影響でソバージュパーマが社会現象になりました。
クオレがめざした「美」とは
画期的な美白※提案と
美容室との共存共栄を
強化
1988年、三省製薬が開発した美白※成分コウジ酸を配合した「プレニッククリーム」を世界で初めて販売。多くのメディアで紹介されて一般のお客様からも大きな反響を呼び、創業以来貫いてきた「美白※のクオレ」が広く知れわたりました。また、70年代から展開し始めたヘアケア商品も充実。店販を通じた手厚い美容室運営サポートで、「来たときよりも美しく」を合言葉に、美容師がもともと持っているヘア技術以外の美しくなるサービスを提供し、美容室を「女性がトータルで美しくなれる場」に高めました。
※メラニンの生成を抑え、シミ・ソバカスを防ぐ
クオレの主なできごと
1985
創立20周年を機に
クオレ株式会社に改称
これまで実践してきた「美容室のために」という考えを「美容室との共存共栄」という経営理念として制定。
1988
コウジ酸配合
「プレニッククリーム」発売
美白※成分コウジ酸を配合した化粧品を世界で初めて発売。テレビで取り上げられたことで一気に注目を浴び、急遽専用フリーダイヤルを開設して問い合わせに対応するなど、大きな騒ぎとなった。
※メラニンの生成を抑え、シミ・ソバカスを防ぐ
1988
KENZOブランドとの提携
KENZOとライセンス契約を結び、KENZOパルファムを発売。
一般小売流通という販路開拓の第一歩に。
当時の「美」の常識
ワンレン&太眉の「バブル系」と
茶髪&細眉の「ギャル系」
バブル景気とともに流行ったワンレン・ボディコンスタイルでは、太眉とインパクトのある口紅以外は薄めのメイクアップ。もともとの肌や髪の美しさが際立つため、スキンケアやヘアケアの意識が高まりました。90年代後半には茶髪で細眉の「アムラー」が流行。日焼けサロンで極度に肌を焼く「ガングロ」「ヤマンバ」も登場しました。
クオレがめざした「美」とは
肌や髪本来の
美しさを引き出す
洗い流さないトリートメントや育毛剤の発売など、画期的なヘアケア商品を次々と発売し「美髪のクオレ」としての存在感をさらに強めた90年代。それに加えてメイクアップブランドのフィアシブやKENZO PALETTEを立ち上げ、スキンケア・ヘアケア・メイクアップのすべてを網羅し、女性の美しさを引き出せる化粧品メーカーとしての地位を確立しました。多様化する美容意識に幅広く対応し、美白※やサラサラヘアといった時代の要望にしっかり応える商品開発やサービス提供を行っていました。
※メラニンの生成を抑え、シミ・ソバカスを防ぐ
クオレの主なできごと
1991
百貨店向けブランド
KENZO BEAUTE登場
百貨店で販売される新ブランドKENZO BEAUTEの立ち上げ。美容室専売とは性質が異なる一般小売流通事業を展開。
1992
製造部門イクソラファブリカ設立
イクソラファブリカ(現・木下製薬株式会社)を設立し、自社でものづくりをスタート。
1995
KENZO PALETTEで
一般小売流通が本格化
新ブランドKENZO PALETTEをバラエティショップやドラッグストアなどで販売開始。
1996
画期的育毛剤
「クオレサイトプライン」発売
医薬部外品の育毛剤を発売。現在の「クオレ 薬用サイトプライン」へつながるロングセラーに。
1997
メイクアップブランド
フィアシブ発売
美容師向けのプロ仕様メイクアップとしてフィアシブが登場。
1998
木下製薬株式会社設立
イクソラファブリカの製造業務を集約統合し、岡山県岡山市に木下製薬株式会社を設立。研究開発・製造、販売、アフターフォローまで自社一貫が可能に。
当時の「美」の常識
白い肌に目元を強調した
「盛り」メイク
空前の美白※&美容ブームが到来。UVケア化粧品や美白化粧品が一般化し、「美魔女」という語でエイジングケア意識が高まり、プラセンタ注射などメディアで「効果がある」と謳われた美容施術が流行します。また、雑誌「小悪魔ageha」を中心に「盛りヘア」や濃いアイメイクが支持され、美を求める女性たちの自己表現は「盛り」の方向へ。
※メラニンの生成を抑え、シミ・ソバカスを防ぐ
クオレがめざした「美」とは
女性の願いに応える
高機能化粧品を提案
美容室専売の分野では「美白※・美肌・美髪」の商品開発が成熟し、美容効果に加えて安全性にもこだわった高機能化粧品を次々と提案していきます。また、2001年に誕生した自社オリジナルメイクアップブランド K-パレットでは、2002年発売の「リアルブラックマスカラ」が巷の「目ヂカラ」ブームと相まって大ヒット。さらに「落ちにくさ」と「圧倒的な黒さ」を追求した1DAY TATTOOシリーズのアイライナーが、「整形級にキレイになりたい」と望む女性たちからの圧倒的な支持を得ました。
※メラニンの生成を抑え、シミ・ソバカスを防ぐ
クオレの主なできごと
2001
KENZO PALETTEから
K-Paletteへ
KENZOとのライセンス契約が終了し、オリジナルブランドとしてリニューアル。
2004
初代「リアルラスティングアイライナー」誕生
商品特長の「落ちにくさ」を表した1DAY TATTOOの呼び名で注目を浴びる。
2007
「リアルラスティングアイライナー24h WP」が空前の大ヒット
フィルムタイプにリニューアルして「落ちにくいのに落としやすい」と大評判に。
2008
木下製薬が
ISO9001認証取得
開発体制を強化し高品質のものづくりを行う企業姿勢が高く評価される。
当時の「美」の常識
「愛され」を目指す
ナチュラル志向へ
2011年の東日本大震災をきっかけに過剰な美容ブームは収束します。癒やしや明るさを感じさせる「愛され」がメイクアップのキーワードになり、自然なアーチ眉、血色の良いチークやリップで「かわいらしさ」を表す傾向に。食品と同様、化粧品にも高い安全性や植物由来要素が求められるようになりました。また、年齢を重ねてもナチュラルに美しい女性が憧れとされ、シワやシミなど加齢の悩みに効果が期待できる化粧品が人気を集めます。
クオレがめざした「美」とは
スキンケアとヘアケアの
相乗効果で女性をさらに美しく
創業以来培ってきた「美白※のクオレ」としてのスキンケアと、「育毛のクオレ」としてのヘアケアを融合し、新ブランド AXIとしてリリースします。時代が求める美が、人間性や心身を含めた総合的なあり方へとチェンジしていくのに伴い、従来の「スキンケア」「ヘアケア」という垣根を越えたトータビューティの美容理論を実践していきます。AXIを販売する提携美容室では、クオレの美容部員が来店するお客様にハンドエステやマッサージなどを直接ご提供することも。クオレは、「いつまでも美しくありたい」と願うすべての女性を、スキンケア・ヘアメイク・メイクアップの3方向から応援すべく、さらなる挑戦を続けています。
※メラニンの生成を抑え、シミ・ソバカスを防ぐ
クオレの主なできごと
2011
AXI ヘアケアプロフェッショナルシリーズ 発売
シャンプーや育毛剤などのヘアケアラインナップを刷新。
2012
AXI スキンケアプロフェッショナルシリーズ 発売
美白※化粧品、医薬部外品を中心とした、スキンケアラインナップを刷新。美白※研究40年間の成果を結集したAXIホワイトニングクリームを発売。
※メラニンの生成を抑え、シミ・ソバカスを防ぐ
2014
フィアシブ
プロフェッショナルシリーズ 発売
サロンメイクアップブランドだったフィアシブが、より素肌美を追求したラインナップにリニューアル。
2015
創業50周年
美を追求し続けて半世紀。100年企業を目指してさらなる飛躍へ。
2015
AXI ホワイトニングTSシリーズ 発売
2016
K-パレットのアイライナーが6年連続売上No.1※記録を樹立
アイライナー部門の最先端商品であり続けるため、あくなき研究と改良を実施
※アイライナーカテゴリー販売実績 2011年~2016年(TRUE DATAカスタマー・コミュニケーションズ社調べ)
2018
2018モンドセレクション
連続受賞
「AXI ホワイトニングクリームTS」が、2016年・2017年・2018年度の3年連続で最高金賞を受賞。エマルジョン、ローションも2年連続で各賞を受賞し、高く評価されています。
2019
AXIホワイトニングNAシリーズ発売
透明美肌を追求するため、美白有効成分と肌の潤いを満たすブライトニング成分※1を贅沢に配合。AXI ホワイトニングTSシリーズの「美白開花」から、更に研究開発を進め、美白は新たなステージ「美白真花」へと…
美白とは「メラニンの生成を抑え、シミ・ソバカスを防ぐ」こと
※1ブライトニング成分…保湿成分
2020
2020モンドセレクション受賞
「AXI ホワイトニングエマルジョンNA・AXI ホワイトニングクリームNA」が、最高金賞を受賞、「AXI ホワイトニングローションNA」も金賞を受賞しました。国際的に著名な専門家たちの判断を通じて評価される、とても名誉ある賞です。
2021
2021モンドセレクション連続受賞
去年に続き「AXI ホワイトニングエマルジョンNA・AXI ホワイトニングクリームNA」が、最高金賞を受賞、「AXI ホワイトニングローションNA」も金賞を受賞しました。TSシリーズで3年連続、NAシリーズで2年連続、シリーズ計5回目の受賞となります。
2021
michite by AXI発売
AXIヘアケアシリーズ発売から10年。
AXIの処方を受け継いだヘアケアブランド「michite by AXI」が誕生。
使い続けることで、「頭皮×髪×心」のバランスを整えるバランシングケアで、洗うほどに広がる、自分本来の美しさ。
心も満たす美しさを…
2022
2022モンドセレクション連続受賞
去年に続き「AXI ホワイトニングクリームNA」が、最高金賞を受賞、「AXI ホワイトニングローションNA・AXI ホワイトニングエマルジョンNA」も金賞を受賞しました。TSシリーズで3年連続、NAシリーズでも3年連続の受賞となり、インターナショナルハイクオリティトロフィーを受賞しました。
2022
VIKIAシリーズ発売
AXIホワイトニングNAシリーズの発売から3年。「美肌創造(ビキソウゾウ)」として透き通った美肌を目指したスキンケアシリーズ「VIKIA」誕生。有効成分が肌に効果的にアプローチし、独自の発酵技術により生まれた美容保湿成分「アルニカ花発酵液」配合。
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